愛媛県愛南町で活動するボランティア団体と地元の高校生が、まちづくりを共に考えるワークショップが8日、同町御荘平城の南宇和高であり、生徒と地域住民が和気あいあいとアイデアを出し合った。
 子育て支援や傾聴、自主番組制作など13団体で構成する町ボランティア連絡会と、町内唯一の高校に通う南宇和高生が交流を深め、互いの活動の刺激になればと実施した。同校の全1年生約160人と連絡会のメンバー17人が参加。12グループに分かれ、「商店街」「農漁業」「イベント・廃校活用」の三つのテーマで町を元気にする方法を考えた。
 ワークショップに備え、生徒らは夏休みを使ってテーマごとの現況を調査するなど気合十分。「商店街」を担当したグループは「ブックカフェのような憩いのスペースをつくる」「雰囲気を明るくするため、シャッターに絵を描く」などの意見が出た。