愛媛県松山市の消防出初め式が24日、同市堀之内の城山公園であり、市内の消防職員や消防団員など約2000人が災害に強いまちづくりへ士気を高めた。
 消防関係者の団結力や地域防災力の強化を図るため毎年実施。野志克仁市長が「市民の消防関係者への期待が高まっている。一層、防災・減災に向けた活動に取り組む」とあいさつ。消防活動に功績のあった個人247人、52団体が表彰を受けた。
 市消防局の職員が中高層建物火災を想定した火災対応訓練を実施。出火した3階建てのビルに放水し、逃げ遅れた4人を素早く救出した。
 消防団の第6方面隊(久米、小野、浮穴、荏原、坂本)は古典竹梯子(ばしご)を使った伝統の演技を披露した。