四国遍路、世界文化遺産登録へ スペインと協定
「四国八十八カ所霊場と遍路道」の世界文化遺産への登録を目指す愛媛県など四国4県は1日、既に登録されている「サンティアゴ・デ・コンポステラの巡礼路」があるスペイン北西部ガリシア自治州と協力協定を締結した。
協定は文化分野での観光推進や交流、巡礼道の保存・継承などが目的。四国遍路が世界遺産登録の候補として行う手続きに関し、四国4県は協力を求め、同自治州は適切な助言をすることや、双方が取り決めた事業に参加することの協力の枠組みが定められた。有効期限は2016年末までで、双方の合意で延期できる。
州首相府での調印式にはヌニェス・フェイホ首相、香川県の浜田恵造知事、愛媛県の加藤龍彦参与ら約30人が出席した。