四国電力伊方原発3号機が再稼働
四国電力は12日午前9時、伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の原子炉を起動し再稼働させた。伊方原発が稼働するのは2012年1月以来約4年7カ月ぶりで、3号機は11年4月以来。
11年3月の東京電力福島第1原発事故を踏まえた新規制基準に適合した原発の再稼働は、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)と関西電力高浜原発3、4号機(福井県)に続き3原発5基目。高浜3、4号機は司法判断で運転停止が続いており、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使うプルサーマル発電では国内唯一となる。
四電によると、13日には核分裂反応が安定して持続する「臨界」に達する見通しで、15日に発送電を開始する。徐々に出力を上げて22日にフル稼働させ、国の原子力規制委員会による最終的な検査を受けて9月上旬に営業運転を開始する予定。