南海トラフ巨大地震といった大規模災害に備え県立中央病院(松山市春日町)など四国4県の基幹災害拠点病院は2日、相互応援協定を締結した。医療機器や医薬品類などの支援、医師や看護師らの派遣などで協力するとしている。
愛媛、徳島、香川の県立中央病院と高知医療センターが締結。大規模災害時は地域の医療機関の多くが設備の損壊や医療従事者の負傷などに伴い機能停止し、基幹災害拠点病院に重症傷病者が搬送され、既存の体制では対応が困難になると想定される。協定により災害発生直後から迅速に支援を開始し、中長期にわたって継続する狙いがある。