国体選手を口腔で支援 県歯科医師会
2017年に愛媛国体を控え、県歯科医師会(是沢恵三会長)は、アスリートを歯科医学分野でサポートする「えひめスポーツデンティスト(ESD)」の養成を独自に進めている。会員を対象に1月から講習を開催しており、7月に初めての認定医が誕生する見通しだ。
スポーツデンティストは、選手の口腔(こうくう)内などの外傷予防のほか競技力向上に寄与しようと、日本歯科医師会と日本体育協会が13年に公認制度を設けた。年間100人程度の登録を目指している。
ただ毎年の養成枠が限られている上、2年間かけて東京での研修に臨む必要があるため、愛媛では現在、県歯科医師会の是沢会長や稲田雅仁・学校保健委員長ら3人にとどまる。そこで愛媛国体までに十分な支援態勢を整えようと、県体育協会などと連携しESD養成講習をスタートさせた。
県歯科医師会は、かみ合わせを安定させることによってベストパフォーマンス発揮やけが予防といった効果が期待できるマウスガード着用を奨励する。