7月にシンガポールであった国際学生発表大会「グローバル・リンク・シンガポール2016」で、科学部門特別賞に輝いた長浜高校(愛媛県大洲市)水族館部3年の山本美歩さん(17)と重松夏帆さん(18)が9日、県庁で中村時広知事に受賞の喜びなどを語った。
 大会で2人は「クラゲ行動メカニズムの探求」と題し、マグネシウムイオンがクラゲの毒針の発射を抑えることやクラゲの学習能力について発表した。
 県庁では発表や質疑応答を英語でこなした現地の様子や、後輩がクラゲの研究を引き継いでいる状況を報告。研究には県と愛媛小林製薬(新居浜市)が贈ったクラゲ用の水槽を活用しており、「たくさんのクラゲの長期飼育が必要で、水槽がなければ成り立たなかった」と感謝していた。