ふるさとの川を守る意識を育もうと、愛媛県四国中央市を流れる金生川の4カ所で12日、市内の幼稚園や保育所の園児らが稚アユ約7000匹を放流した。
 銅山川鮎釣クラブと国際ソロプチミストイースト愛媛が、1993年から毎年行っている。稚アユは体長10センチ前後で、県内水面漁協連合会(西予市)が大洲市の施設で中間育成した。1カ月後には20センチに育つという。
 金生町下分の河川敷では金生、上分の両保育園と、金生、緑ケ丘、三島の3幼稚園の園児計約250人が参加。川べりから次々に放たれ生き生きと川の中を泳ぐアユに園児らは「元気に育ってね」などと声を掛けていた。