愛媛県八幡浜市の陸の玄関口、JR八幡浜駅(同市江戸岡1丁目)の駅前広場に植えている早生(わせ)温州ミカンが色づき、地元の千丈保育所の園児19人が30日、駅員らと収穫作業に挑戦した。
 全国有数のミカン産地である八幡浜らしさを利用客に感じてもらおうと、JR八幡浜駅の発案で2006年に植樹。現在は早生温州ミカンとデコポン、清見の計6本がある。収穫は苗木の植樹を手伝った千丈保育所の園児が実施し10回目。
 烏谷清駅長が「いっぱいミカンを取って味わってほしい」と呼び掛けると、はさみを持った園児が一斉に収穫を開始。背丈より高い枝に実ったミカンも、駅員に抱えてもらい丁寧に摘み取っていた。