園児の減少で2016年度いっぱいで休園する愛媛県四国中央市川滝町下山の市立石川保育園。全園児9人が16日、屋内遊技場に桜の木の壁画を描き、健やかな成長を願う大作を残した。
 1965年に開園した同園は市中心部から車で約20分の山あいにある。90年ごろは定員35人を超える園児がいたが近年は少子化や、市街地の保育園に通う園児が増え、4月には4人に減る見込みだった。
 28日の卒園・休園式を前に曽我部千裕園長は「桜の木にみんなの思いを表現できた。いい記念になった」と話していた。