愛媛県今治市宮下町2丁目の今治北高校で9日、能楽ふれあいコンサート(愛媛能楽協会主催)があり、2年生約200人が伝統芸能の奥深さに触れた。
地元の能楽グループ「橙黄会」代表の大亀藤英さん(78)と会員3人が講師を務めた。大亀さんは室町時代から伝承されている能の歴史や、シテ方(主役)、ワキ方(シテの相手役)などの用語を解説した。
生徒たちは、会員を手本に祝いの演目「猩々(しょうじょう)」の謡と舞を約30分間練習。代表に選ばれた9人が練習の成果を披露し、謡に合わせて体を左右に揺らしたり、千鳥足やすり足で移動したりした。