高校生の地元への就職につなげようと県南予地方局は12日、愛媛県八幡浜市北浜1丁目の県八幡浜支局で生徒と保護者を対象にした合同企業説明会を初めて開いた。支局管内の高校1、2年生ら55人が地元企業のPRに耳を傾けた。
 東中予や県外への人口流出を背景に、若者の地元定着を目指す「南予企業人材確保対策事業」の一環。南予で1次産業や食品加工、サービス業などを手掛ける19社がブースを設けて事業内容や自社の魅力、求める人材像を丁寧に説明した。
 地元での就職を目指しているという大洲農業高の2年生(17)は「せっかくの機会なので、いろいろと話を聞いてみたい」と真剣な表情。同席した母親(46)も「できるだけ情報を集めたい」と話した。