地域の担い手養成講座 えひめ地域政策研究センター
地域振興の担い手を育てる「地域づくり人(びと)養成講座」の2016年度開講式が18日、愛媛県松山市道後町2丁目の県身体障がい者福祉センターであった。県内で活動する地域おこし協力隊や自治体職員ら10~50代の25人が、11月まで計6回の講座で地域の課題解決の道筋を学ぶ。
えひめ地域政策研究センターが県の委託を受け毎年開催。本年度は「農業を中心とした多角的な地域づくり」をテーマに、西予市や松野町など県内5市町を訪れ、販売促進や就農支援などについてワークショップや座学を通して考える。
開講式では、研究センターの山本司所長が「さまざまな宝物を見つけて磨き上げるのが地域づくり人。互いの笑顔を楽しみに学んでほしい」とあいさつ。参加者らは「地域に土産を持ち帰れるよう勉強したい」などと抱負を述べた。
18日の初回講座では、愛媛大社会連携推進機構の前田真教授が地域の課題発見法を講義。「ワークショップでは双方向の話し合いを常に意識することが大切。目標への思いをいかに共感、共有できるかが基本になる」などと語った。