将来の医師と看護師が地域医療の現状と課題を学ぶセミナー「愛南町の医療を考える会」が18、19の両日、愛媛県愛南町城辺甲の城辺社会福祉会館などであった。
 医学部の医学、看護学両科の学生に進路選択の参考にしてもらおうと愛媛大と町、南宇和郡医師会が2012年から毎年実施。愛媛大と、愛媛大から移った教授が指導する順天堂大(東京)の学生計33人が参加した。
 18日は県立南宇和病院の鶴岡高志院長ら、町内で勤務する医師が現状を報告。24時間対応の在宅医療に取り組む松本クリニック(一本松)の松本毅院長は、「患者中心の医療をしたいと在宅医療を志した」とし、「在宅医療は患者、家族とコミュニケーションが取りやすく、医療知識を伝えることで予防につながっている」と効果を説明した。