地域資源を活用した商品を製造販売し、販路拡大を目指す人々を応援する「組合サミットin愛媛」が20日、愛媛県宇和島市弁天町1丁目の道の駅「きさいや広場」であった。組織づくりに関するセミナーのほか、企業組合などによる特産品を使った商品販売があり、買い物客らでにぎわった。
 県中小企業団体中央会主催。セミナーでは、食品のコンサルティングなどに携わる「神戸フーズクリニック」(神戸市)の古山勇起社長(65)が講演した。地域産品を開発し全国に進出するには「生産者と加工メーカー、流通業の連携が大切」と説明。「商品開発で最も危険なのは、話題の商品をコピーするだけの開発。先発商品を超えることはできない」と強調した。
 地元農水産物を生かした商品の販売ブースには、県内16の企業組合や協同組合が出店。ワインやフグの空揚げ、ユズを使ったポン酢などが並んだ。