地域課題解決へ向けた県と愛媛大の連携推進会議が25日、県議会議事堂であり、2016年度の新規・拡充課題として、県産果物の新たな病害防除法の確立や、ドクターヘリに搭乗する医師の派遣など9項目での連携を確認した。
 上甲俊史副知事や愛媛大の大橋裕一学長ら23人が出席。伐採以外に有効な対処法がない「キウイフルーツかいよう病」と「温州萎縮病」について、愛媛大は病原バクテリアとウイルスの感染・増殖を防ぐ物質の探索を開始するとし、県に遺伝情報の提供を求めた。県は「キウイフルーツやかんきつ類は主力産品。防除法が確立されれば生産者の所得向上につながるので全面的に協力したい」と答えた。