夏日を観測した愛媛県松山市で雪景色!? 同市永木町1丁目の石手川緑地で白い綿毛がふわふわと舞い、まるで冬を思わせるように、地面に降り積もっている。
 正体はポプラの綿毛。愛媛植物研究会の松井宏光会長によると、ポプラはヤナギ科の落葉高木で花が終わると、種子がタンポポのように綿毛を付けるという。風に飛ばされる様子は、欧州や中国では初夏の風物詩として知られる。
 松山市公園緑地課によると、永木橋近くの緑地に高さ10メートルを超える大木が1本あり、毎年綿毛が周囲に飛散しているという。松井会長は「愛媛では珍しい光景で驚く人もいるのでは」と話している。
 23日に長女(1)と緑地を訪れた同市の主婦(42)は「こんな景色は初めてできれい。娘も雪みたいと大喜び」と珍しい光景を楽しんでいた。