愛媛県西条市西田の石鎚神社(武智正人宮司)で5日、県内外の氏子ら約300人でつくる氏子会(猪谷守会長)が本殿などに飾る大しめ縄を奉納し、8年ぶりに新調した。
石鎚神社は、石鎚山開山1330年などを記念して本殿の増改築などを2014年7月から行っている。これに合わせて氏子会も14年10月末、神門や本殿など4カ所の大しめ縄を作り始めた。氏子の田で栽培した稲を刈り、3カ月かけて延べ300人で作り上げた。
本殿にかけられた大しめ縄は長さ約9メートル、直径は最大約70センチ。5日は氏子約30人が「ここが真ん中かの」「もっと下げてくれ」と声を掛け合い、慎重につり上げていた。