愛媛県内子町内子の旧薬局を改装した「商いと暮らし博物館」内で、町内のアマチュア劇団「オーガンス」の有志が19日、大正時代の店員を演じた。えひめいやしの南予博2016で町実行委員会が取り組む「内子時代祭」の一環。
博物館は大正前期の商家を再現しており、明治から昭和にかけ営業した佐野薬局が前身。店頭や炊事場、奥座敷などには当時の人々の人形が置かれ、録音したセリフで暮らしぶりを伝えている。
この人形の役割を生身の人間が演じるのが今回の試み。オーガンスの役者5人は若旦那、使用人、客らに扮(ふん)し、屋内の各所で観光客に寸劇を披露した。