愛媛県大洲市の肱川地域で、地元住民が運営する「天文台」などを利用した天体の観望会イベントが4月から始まった。その名も「スターOZU(おおず)」。山中の夜空は星々を鮮やかに映すスクリーンのようで、子どもも大人も目を輝かせて望遠鏡をのぞき込んだ。
 市施設「鹿野川荘」(大洲市肱川町宇和川)と住民でつくる「正山星の会」がタッグを組む「えひめいやしの南予博2016」の自主企画イベント。企画名は有名映画をもじった。
 会は2002年、「町明かりが少ない自慢の夜空で町おこししよう」と結成。2階建ての「まんてんのへや(正山天文台)」=肱川町名荷谷=は旧肱川町の補助を得て03年に完成した。建物の自慢は2階部分。天井が手動でスライドして、満天の星が広がる仕掛けだ。
 観望会は11月まで毎週土曜日に開催。月1、2回程度をまんてんのへや、そのほかを鹿野川荘の屋上で開く予定。問い合わせは鹿野川荘=電話0893(34)2000。