大王製紙(愛媛県四国中央市、佐光正義社長)が10日発表した2015年4~12月期連結決算は、紙・板紙とホーム&パーソナルケアの両分野とも販売が好調で、売上高が増加。経常利益も伸びたが、純利益は減損損失の計上などで減らした。
 売上高は3542億100万円(前年同期比6.7%増)。分野別では特にベビー用紙おむつが伸長。15年春に商品を全面刷新し適正価格での販売に取り組んだ結果、販売数量・額とも前年同期を大きく上回った。海外事業でもベビー用紙おむつを主力に、韓国や中国などで販売が順調に推移した。