受験生の合格や学業成就を願い、松山西中等教育学校(愛媛県松山市久万ノ台)の美術部員が19日、地元の同市神田町の厳島神社に、2015年のえと「未(ひつじ)」を大胆に描いた特大絵馬を奉納した。
 毎年、厳島神社に絵馬を奉納しており、今年は5年生の新田楓さん(17)と福田夏鈴さん(17)が約2週間かけて制作。縦1メートル、横約1.5メートルの板にアクリル絵の具で描いた。
 羊の毛の質感や立体感を出すため、色を変えながら何度も重ね塗り。背景には、びょうぶ絵の「洛中洛外図」をモチーフに、金色の雲と漁や川遊びをする人物を書き込み、華やかな雰囲気に仕上げた。自分たちをモデルにした人物もこっそり描いたという。