太陽光利用の植物工場を 東大大学院教授が事例紹介

 太陽光を利用した植物工場の普及に向けて学術面での取り組みを検討する「植物工場先端技術セミナー」(日本施設園芸協会主催)が30日、愛媛県松山市樽味3丁目の愛媛大農学部であり、県内外の企業や行政関係者、学生ら54人が先進事例の情報を共有した。
 基調講演で、東大大学院農学生命科学研究科の大政謙次教授が園芸先進国のオランダの近況を紹介。「小規模農家が吸収されて工場の栽培面積が集約し、生産者の大規模化や栽培の自動化が進んでいる」と説明し、今後は生産や加工、流通に加え、環境や安全性など総合的なシステム構築が必要になると予測した。
 愛媛大植物工場研究センターの高山弘太郎准教授は、国際競争力のある作物の生産を実現するため、従来の100倍の面積で栽培する「メガスケール植物工場」構想を提案。工場内を自走するロボットによる作物の生育状態の計測など、愛媛大が注力する研究が貢献できるとした。

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