多くの西条市民が待ちわびていた豪華絢爛な西条まつりが8日、嘉母神社(西条市禎瑞)の祭礼を皮切りに始まり、気合を入れた子どもが指揮する高さ約4メートルの太鼓台が太鼓の音を響かせ地区内を練り歩いた。
 太鼓台を手作りして始まった嘉母神社の祭礼は、子どもが中心となって運行するのが特徴。8日は午後2時ごろから子どもらが集まり、神社で安全祈願祭を行った。境内では近くの太鼓台3台で、各地区の大人が力を合わせて差し上げや練りを披露し、周囲からは拍手が湧き起こった。
 指揮者を務める禎瑞小学校6年の安藤秀斗君(11)は「自信を持って声を出し、かっこよく差し上げを決めたい」と話し、加地実結さん(12)は「地域のみんなで楽しめる祭りがやっときた」と目を輝かせた。
 9日は午前7時45分に宮出しをして同校前などを統一運行。午後5時半ごろに宮入りする。
 西条まつりは14、15日に石岡神社(氷見)、15、16日に「川入り」で有名な伊曽乃神社(中野)、16、17日には飯積神社(下島山)の祭礼が行われる。