子規庵保存会(東京・根岸)は22日、所在が分からなくなっていた俳人正岡子規(1867~1902年)の自筆資料「歳旦帳」(さいたんちょう)が見つかり、未発表の俳句や自画像などを確認したと明らかにした。歳旦帳の存在は知られていたが、全容は不明だった。調査した復本一郎神奈川大名誉教授(愛媛県宇和島市出身)は「保存状態も良く、新出句は子規らしい分かりやすい句で貴重な発見」としている。