俳人正岡子規の魅力を発信する「子規ジュニア研究員」の育成講座が3日、愛媛県松山市道後公園の子規記念博物館で始まった。小学校高学年と中学生計19人が3日間かん、新聞作りや落語体験を通して子規への理解を深める。
子規と俳人柳原極堂の友情をテーマに新聞を作る講座では、愛媛新聞社読者事業部の担当者が講師となり、取材の心得や基本的な編集方法を助言。「近づいて、いろいろな角度から撮ってみて」と写真撮影のこつも説明し、児童らは記者が実際に使うのと同じ機種で練習した。
博物館の竹田美喜館長の模擬会見では、極堂が子規に送った漢詩の内容などを質問しメモを取っていた。