漁業のまち宇和島を大漁旗でアピールする「大漁旗アート展」が11月3日まで、愛媛県宇和島市弁天町1丁目の道の駅「きさいや広場」で開かれている。愛らしいタイや力強い牛鬼を描いた作品が会場を華やかに彩っている。
 新たな観光名所を作ろうと、宇和島市観光協会が2014年から始め3年目。「大漁」「宇和島」をイメージできるデザイン画を全国から募集し、金・銀・銅賞3点に加え、優秀賞10点を選んだ。
 今回は42点の作品が集まり、上位3点を実際の大漁旗に仕上げて展示。ほかの作品は大漁旗サイズの布に拡大転写し飾っている。
 浜風がそよぐ12日には、観光客や買い物客らが一枚一枚のデザインを楽しみながら鑑賞。大阪府から夫婦で訪れた男性(63)は「まるで職人が書いたような完成度の高いものから、子どもらしい作品もあり面白い。宇和島の海の魅力が伝わる」と満喫していた。