宇和島・吉田中が課外学習「未来塾」開講 中学生、夢へ決意新た
愛媛県宇和島市吉田町鶴間新の吉田中学校は23日、3年生の希望者を対象にした課外学習「吉中未来塾」を開講した。参加した生徒は自らの夢をかなえるため、決意を新たにした。
子どもたちの学力向上と進路実現を図ろうと、本年度から始まった市の補充学習支援員配置事業などを活用。同事業を使った課外学習は初という。放課後に週2、3回、パソコンなどで自主学習に取り組む。このほか吉田地域在住の元教諭ら6人の講師が、勉強や進路の相談に乗ったり、郷土学習や面接対策などの特別講座を開いたりする。
23日には開講式があり生徒約70人が出席。生徒代表(14)が「未来塾で力を付け、志望する進路に進めるよう頑張りたい」と述べた。
初日の講座では西村久仁夫校長が「進路実現に向けて」と題し、吉田松陰の言葉を引用して夢を持つ大切さを強調。「半年後や5年後どうなっているかイメージし、夢の実現を目指してほしい」とエールを送った。