宇和島水産高生が県産魚新レシピ紹介 松山
愛媛県産養殖魚「愛育フィッシュ」をPRしようと、宇和島水産高校の生徒が考案したマダイ料理の試食イベントが2日、松山市天山1丁目のイオン松山店であった。家庭での作りやすさにこだわったレシピを生徒自ら紹介、買い物客に地元産品の魅力をアピールした。
県産品消費拡大などで包括協定を結ぶ県とイオン、カゴメが同校、県漁連と協力して初開催。同校水産食品科の2、3年生が、年明けからレシピ考案に取り組んだ。約15の候補から安価で手間なく調理できる、洋風鯛(たい)めし▽鯛のマリネ▽鯛のトマトチーズバケット▽真鯛とトマトの玉子焼き▽真鯛とトマトソースのニョッキ―の5品を完成させた。
イベントでは、トマトジュースで炊き込んだ鯛めしと、かんきつの香りが爽やかなマリネを調理。生徒はレシピを配りながら「愛媛の愛が詰まったタイです」などと勧め、試食した買い物客らから「さっぱりして食べやすい」「素材のおいしさが生きている」と好評の声が上がった。