南予の島の魅力を発信するイベント「南予冒険島」が7日、愛媛県宇和島市の九島を主会場に開かれた。約1200人(主催者発表)が参加、チャーター船でしか上陸できない無人島での散策やリアス海岸の見学など、宇和海ならではの夏のひとときを親子連れらが楽しんだ。
 「えひめいやしの南予博2016」のコアイベントとして、実行委員会が実施した。九島と沖合の島を船で半日かけて巡るツアーには約60人が参加。九島大橋をくぐり抜けた参加者は、船上から遊子水荷浦の段畑や日振島の裏側に広がる断崖絶壁の海食洞を見学したほか、無人島の沖の島に上陸してハマユウの花を観察した。
 九島周辺を巡るクルージングでは、約45分かけて宇和海の景色を満喫。住民らが手を振ると、子どもらも手を振って応えた。