剣道の全日本選手権で最多6度優勝、世界選手権制覇などの実績がある神奈川県警剣道首席師範の宮崎正裕さんを招いた強化練習会が28日、愛媛県松前町の県警察学校で始まり、高校生や成年種別の選手ら約60人が技術や練習に臨む心構えを学んだ。29日まで。
 愛媛国体に向けた県のジュニアアスリート強化事業の一環。宮崎さんは指導者としても昨年の全日本選手権を制した勝見洋介選手(神奈川県警)らトップレベルの剣士を育ててきた。
 宮崎さんは、素振りから竹刀の剣先を面の位置まで振り下ろすことや、素早く左足を引きつけて、ひと息で打ち込むよう実技指導。面打ちなどの基本稽古では「技が成功した姿を思い描いて」と声を掛け、試合を想定した質の高い練習の必要性を説いた。