えひめ産業振興財団(愛媛県松山市)と西予市は16日、財団が運営する中小企業・小規模事業者のための総合相談所「県よろず支援拠点」のサテライト相談拠点を西予市役所に開設する覚書を結んだ。
 市などによると、市役所3階会議室で毎月第4木曜にオープン。財団から派遣された中小企業診断士らが経営や起業、後継ぎ支援など幅広い相談に対応する。拠点は現在、松山や大洲、八幡浜など県内6商工会議所にあり、自治体の施設内に設けるのは初めて。
 西予市役所であった締結式で、財団の渡瀬賢治専務理事は「市とがっちりスクラムを組み、事業振興と町おこしにつなげたい」とあいさつ。管家一夫市長は「市内からこれ以上事業者を減らさず、創業・起業者が増えて経済活動が活気づけば」と歓迎した。