帆船「みらいへ」八幡浜寄港 120人が体験航海
鮮やかなブルーの船体と3本マストが印象的な帆船「みらいへ」(230トン)が愛媛県八幡浜市沖新田の八幡浜港に寄港し、12日に体験航海があった。市内外から親子連れら約120人が参加し、小春日和の下で穏やかなクルージングを楽しんだ。
「みらいへ」は、グローバル人材育成推進機構(神戸市)が所有する国内唯一の民間練習帆船。全長52.16メートル、幅8.6メートルで、マストの先は上甲板から約30メートルの高さにある。13日の「やわたはま産業まつり」に合わせて八幡浜に初寄港した。
八幡浜港周辺での体験航海は午前と午後の2回あった。参加者は、デッキで力を合わせてロープを引っ張ってセイルを広げたり、船長の気分で操舵(そうだ)室で操船したり、帆船の魅力を満喫。船の道具を使ったゲーム大会もあった。
八幡浜市双岩小学校2年の男子児童(8)は「釣りが好きなので、海も好き。操船体験や船内のいろんな設備を見学できて楽しかった」と笑顔だった。
13日は船内見学会(午前9時半~11時半、午後3~5時)とセイルドリル(展帆は正午~、畳帆は午後2時~)がある。セイルドリルは午前9時半から参加希望者(各先着40人)を募集する。