広域搬送の連携確認 大地震備え医療活動訓練
南海トラフ巨大地震を想定した内閣府の大規模地震時医療活動訓練が6日実施され、愛媛県松山市南吉田町の松山空港では県内の災害派遣医療チーム(DMAT)や近隣の消防機関などの約80人が傷病者の広域搬送について連携を確認した。
訓練は静岡県などで甚大な被害が発生したと想定。被災地の空港や自衛隊基地に広域搬送拠点臨時医療施設(SCU)を設置し傷病者を東京都や愛媛県などに分散して搬送した。県内では県立新居浜病院と松山赤十字病院のDMAT2チームが静岡県から自衛隊の輸送機に搭乗した。
輸送機が松山空港に到着すると、傷病者8人が貨物ビルに設置されたSCUに搬送され、医師や看護師らが容体を確認。救急車が相次ぎ到着する中「早く病院へ」と指示を出した。