1年間の休館を伴う築30年のひめぎんホール本館(愛媛県松山市道後町2丁目)の大規模改修に関し、県は15日、2017年度に実施設計し18年度に入札、工事発注・準備を行うスケジュールを公表した。空調や座席、カーペットの更新、バリアフリー化などが主な内容。
 本館は19年4月~20年3月の1年間休館。20年9月までは調整のため、一部の利用を制限する。再オープン後の予約は工程が確定後、受け付ける。会議室がある別館は休館しない。
 県によると、13年度に設備の劣化診断を実施し、15年度末に大規模改修と一時休館を決定した。改修費は未定としている。改修ではメイン(約3000席)、サブ(1000席)両ホールの座席を交換し、車いす用の観覧スペースを増設。舞台で重量物をつる設備や真珠の間の可動間仕切りレールなども更新する。女性用・身体障害者用トイレを1階の多目的室に新設。車いす用スロープ設置などのバリアフリー化を進め、ホール照明は発光ダイオード(LED)に切り替える。