愛媛の農、母国で生かす アフリカ研修生が県庁訪問
開発途上国の国づくりを担う人材育成に協力する国際協力機構(JICA)の青年研修事業の一環で来県しているケニア、南スーダン、ナイジェリア、エジプト計4カ国のアフリカの研修生12人が15日、愛媛県庁を訪れ、農業振興など愛媛で学びたいことを語った。
一行は28日まで県内に滞在し、県果樹研究センター(松山市)や伊予農業高校(伊予市)などを視察する。
県庁で面会した上甲俊史副知事は「愛媛での研修が皆さんの糧になり、アフリカ諸国の国づくりにつながってほしい」と歓迎。研修生を代表し、ケニアの公務員ングタ・ルーカス・リーロイさん(34)が「愛媛で学んだことを決して無駄にせず、国や地域の施策に役立てたい」とあいさつした。