愛媛大で脳死肝移植を実施 四国初

 愛媛大医学部付属病院(愛媛県東温市志津川)は20日、臓器移植法に基づき東京都の病院で19日に脳死と判定された60代の男性から摘出、搬送された肝臓の移植手術を実施した。レシピエント(被移植者)は、劇症肝炎で愛媛大病院に入院中の50代の男性。病院によると、脳死判定された肝臓の移植手術は四国初で、男性の容体は安定しているという。
 病院と日本臓器移植ネットワークによると、男性は6月に入院して移植ネットに登録し、脳死肝移植を希望していた。男性の病気は進行が早く、緊急性が高かったことなどから選ばれたとしている。
 手術は外科医8人を含む約20人のチームで20日午前7時25分に始まり、午後5時43分ごろに終了した。執刀した肝臓・胆のう・膵臓(すいぞう)・移植外科診療科長の高田泰次教授は「非常にきれいな肝臓で、血流再開後、すぐに胆汁の分泌がみられた」と話した。経過をみて1~2カ月で退院のめどを判断するとしている。
 三浦裕正病院長は「しばらく患者の状況を静観する必要があるが、成功すれば四国の肝臓病の患者さんには心強い事例になる。人員増加や看護スタッフの教育など、体制づくりを重ね、手術技術を高めるトレーニングを続けたい」と話した。

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 病院と日本臓器移植ネットワークによると、男性は6月に入院して移植ネットに登録し、脳死肝移植を希望していた。男性の病気は進行が早く、緊急性が高かったことなどから選ばれたとしている。
 手術は外科医8人を含む約20人のチームで20日午前7時25分に始まり、午後5時43分ごろに終了した。執刀した肝臓・胆のう・膵臓(すいぞう)・移植外科診療科長の高田泰次教授は「非常にきれいな肝臓で、血流再開後、すぐに胆汁の分泌がみられた」と話した。経過をみて1~2カ月で退院のめどを判断するとしている。
 三浦裕正病院長は「しばらく患者の状況を静観する必要があるが、成功すれば四国の肝臓病の患者さんには心強い事例になる。人員増加や看護スタッフの教育など、体制づくりを重ね、手術技術を高めるトレーニングを続けたい」と話した。

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