愛媛大工学部はこのほど、新居浜市大生院のえひめ東予産業創造センターに「工学部イノベーションセンター」を開設した。同学部が松山市以外に拠点を設けるのは初めて。地域の企業や自治体、教育機関と連携し、新事業創出などを目指す。
 センター長は住友化学OBで愛媛大大学院理工学研究科教授の三浦清孝氏(63)が就任した。工学部の教員が同センター教員を兼任する予定。
 イノベーションセンターによると、工学に特化し、愛媛大社会連携推進機構や新居浜工業高等専門学校などを含む産学官で連携。センター教員がコーディネーターとなり、産業界のニーズ調査や住友グループなど地元企業との技術協力、社会人の大学院受け入れを進めるほか、創造センターや高専との共同研究や人材育成、同学部との単位互換なども計画する。