愛媛産品の発信地に、新商業施設17日開業 東京
毎年約2800万人の観光客が訪れる東京・浅草に17日、全国の産品を集めた商業施設「まるごとにっぽん」が開業する。愛媛産の食材を使う飲食店や食品販売店もあり、関係者は愛媛産品の販路拡大や情報発信、マーケティングなどの拠点と位置付けている。
東京楽天地浅草ビルの1~4階で「まるごとにっぽん」(東京)が運営。食品販売▽伝統工芸を生かしたモダンな物販▽飲食―など階ごとに業態が異なり、17市町村と50店舗が出店。店の約8割が東京初進出で、首都圏在住の40代女性を主要な客層と位置付ける。年間売上高30億円、来客数372万人以上を目指す。
飲食フロアには、愛媛産の野菜を使ったサラダとスープの専門店「チャーリーズベジタブル東京店」が開店。同店の運営会社は、食品販売フロアにも内子フレッシュパークからり(内子町)のジェラート16種類や愛媛産の搾りたてかんきつジュースなどを販売する店を構えた。
愛媛関係ではほかに、佐田岬半島で取れた蜂蜜や蜂蜜酒などの加工品を販売する「完熟屋」(東京)の初の店舗、大久保農園(宇和島市)関係者が店長を務め愛媛産のかんきつやコメを含め全国の野菜・果物を扱う都市型直売所「浅草農園」がある。