愛媛舞台の漫画「狐狸の花盗り」単行本に 今治在住の漫画家・朱子すずさん
愛媛県今治市出身・在住の漫画家朱子すずさん(ペンネーム)が月刊誌で連載中の「狐狸(こり)の花盗り」(KADOKAWA)の単行本第1巻がこのほど発刊された。海賊を率い戦った鶴姫の志を継ぐ少女を嫁にしたいタヌキとキツネが西条市などで合戦を繰り広げる物語で「愛媛に多く祭られるタヌキの魅力を伝えたい」と筆に力を込めている。
「狐狸の花盗り」は同誌で17年9月号から連載中。「地元を舞台に」と考え、祖父母宅に近い大気味神社(西条市北条)の神通力を持った「喜左衛門狸(きざえもんだぬき)」の伝説が思い浮かびモチーフとした。「間抜けキャラが多いタヌキをイケメンで強くしよう」と作中では赤い軍服の喜左衛門狸が活躍。鶴姫の霊力を持つためキツネ一族に狙われる「タヌキラブ」の女子高生・千鶴を守る。