愛媛銀行(松山市)が9日発表した2016年3月期決算は本業のもうけを表すコア業務純益や経常利益は前期を下回ったものの、法人税負担の減少が寄与して純利益は過去最高の54億3200万円(前期比3.2%増)となった。
 一般企業の売上高に当たる経常収益は397億6000万円(1.1%増)。コア業務純益は12.8%減の88億6500万円、経常利益は5.4%減の90億6100万円だった。
 貸出金残高は造船など製造業を中心とした中小企業向けが伸び、3.1%増の1兆4968億円となった。預金残高は法人・個人のいずれも順調に推移し2兆2968億円(1.7%増)だった。