JR四国が8000系特急電車を改装して導入する新型の「アンパンマン列車」が完成し、香川県多度津町の同社多度津工場で3日、報道関係者に公開された。ディーゼル車やトロッコ車両に続く初の電車タイプ。ダイヤ改正の26日から予讃線の松山―岡山・高松間で営業運転を始める。
 特徴的な流線形の車両前面に空を飛ぶアンパンマンをデザインし、カラフルな虹を描いた側面にはミカンや温泉、タオルなど沿線を連想させる多彩なキャラクターを配している。
 8両編成で、1号車には普通車指定席として16席限定の専用シートを用意。デッキや洗面台、トイレなどの内装もアンパンマンワールド全開となっている。
 運行に先立ち、JR松山駅で12日午前11時半~午後0時半、車両を一般公開する。