新居浜の廣實さん優秀・乾さん準優秀 着付けコンテスト全国大会
美容に関する技術を競う第66回芸術祭全国大会(国際美容協会主催)がこのほど、千葉県であり、着物を自ら着装するコンテストで愛媛県新居浜市泉宮町の会社員廣實尚美さん(48)が初伝の部で優秀賞、同市本郷2丁目の着付け講師乾さやかさん(30)が中伝の部で準優秀賞に輝いた。
廣實さんは着物の縦じまや帯の花柄をそろえて着こなしにめりはりをつけた。丁寧さ故に制限時間内に仕上げられるかが課題だったが、乾さんとの合同稽古でスピード感を磨いた。「娘の成人式で着付けをしてあげたい」と目標を語る。
乾さんは礼服用の重い袋帯を難易度の高い開き角出しに結び「役に立つ技術を学べた」と振り返る。子育てをしながら着付け講師の資格を取得し、週に1度は着物で出掛けるなど楽しみを広げている。
2人を指導した河端公美子さん(55)は普段から、本番同様に鏡を使わない着付けを勧め「目や手の感覚を養えば、洋服のように気軽に着ることができる」と話していた。