新田高校(愛媛県松山市山西町)のダンス同好会がこのほど、東京都で開かれた全国高校ダンスドリル冬季大会のヒップホップ女子ミディアム編成部門で3位入賞を果たした。2年の藤田咲来(さくら)主将(17)は「みんなで心を一つにして練習してきたことをぶつけることができた。うれしい」と喜んでいる。
 同好会は平日3時間、休日は終日練習に励む。大会に向け、「ホラー」をテーマに2016年9月から演技練習を開始。過去の大会などの動画を参考にしながら、鋭い身のこなしや静と動の表現、統一感あるフォーメーションなどを盛り込んだ演技を仕立ててきた。
 ブロック予選を勝ち抜いた高校が集まった全国大会で、同部門には10チームが出場した。本番は一発勝負。表情にも気を配りながら、13人が息ぴったりの動きで2分半を踊りきった。審査員に作品構成の工夫や意欲が評価され、表彰台に上がった。指導する顧問の村上ゆう子教諭は「いつも通りのことを表現しようと伝えたが、気持ちが動きに表れ、ベストの演技ができていた」と評価した。