愛媛県は24日、日本農業遺産への認定を農林水産省に申請している「愛媛・南予の柑橘(かんきつ)農業システム」が1次審査を通過したと発表した。今後予定される12月14日の現地調査や2017年2月下旬ごろの2次審査を通過すれば、同年3月までに認定が決定する。
日本農業遺産は、国連食糧農業機関(FAO)が認定する世界農業遺産を踏まえて、農水省が今年4月に国内版として創設。農水省によると、初めての認定申請には愛媛など15県の19地域から応募があり、書類による専門家会議の1次審査で9県10地域に絞り込んだ。