今治市を舞台に、寺の住職を継いだ若者が迷いながら成長する姿を描いた映画「ボクは坊さん。」が、8~17日にあった米国の第49回ヒューストン国際映画祭で、実話に基づく長編部門の最高賞「プラチナアワード」を受賞した。同作品が映画祭で受賞するのは初。
 映画を制作した「ロボット」(東京)によると、ヒューストン国際映画祭は1961年に始まり、過去にはスティーブン・スピルバーグやジョージ・ルーカスらも受賞、新進監督の発掘に定評がある。今回は74カ国から4500作品の応募があり、長編79作品と短編107作品が上映された。