宇和島藩祖伊達秀宗と57人の家臣による1615年の宇和島入りを再現したパレード「秀宗公入部伊達五十七騎大武者行列」が27日、愛媛県宇和島市中心部であった。甲冑(かっちゅう)や装束に身を包んだ市内外の約2300人が約1・2キロを練り歩き、宇和島の春に花を添えた。
 「えひめいやしの南予博2016」の地域コアイベントとして宇和島市が実施。道の駅「きさいや広場」(弁天町1丁目)であった出陣式は、同市津島町の太鼓集団「雅」による迫力ある演奏で開幕した。
 大洲市民でつくる「大洲藩鉄砲隊」が火縄銃で祝砲を鳴り響かせた後、甲冑隊や鉄砲隊などに扮(ふん)した武者行列隊約200人が出発。牛鬼や段ボール甲冑で仮装した地元の歓迎行列隊も次々と加わり、沿道に集まった地元民らを楽しませた。