愛媛県西条市中野の伊曽乃神社で3日、豊作などを願う恒例の「開運春祭」があった。子どもだんじりの奉納や餅まきなどで大勢の市民らは春のひとときを楽しんだ。
 桜が満開を迎えた神社の参道には1~4メートルほどの大小18台の子どもだんじりが集結。だんじりの側面には金太郎の図柄が入っているなど大人のだんじりとはひと味違った飾りで和やかな雰囲気に包まれていた。
 正午が近づくと子どもらは伊勢音頭を歌いながら参道を上がり、「肩を上げよう」「階段上がるんは気合入れないかん」と声を掛け合った。神門前では大人顔負けの差し上げを披露し、訪れた市民らから拍手が送られていた。