日銀松山支店が14日発表した12月の愛媛県内企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、非製造業を中心に改善し、全産業で前回9月調査より3ポイント高いプラス11となり、2期連続で上昇した。
 製造業は前回と同じプラス18。低価格船の建造が一巡した輸送用機械や、設備投資需要が旺盛な汎用(はんよう)・生産用・業務用機械が改善したものの、金属製品が悪化した。非製造業は4ポイント伸びてプラス6。卸売業のほか、旅行業や観光関連を含む対個人サービスの改善が寄与した。
 調査は11~12月、県内企業156社(中堅・中小企業139社)を対象に実施、回答率は99.4%だった。