愛媛銀行ひめぎん情報センター(松山市)が24日発表した県内家庭の暮らし向きに関するアンケート結果によると、1年前に比べ暮らし向きが「少し悪くなった」「悪くなった」の回答割合が1997年の調査開始以来、最も少なかったことが分かった。今後1年間の暮らし向きも前年に比べ「少し悪くなる」「悪くなる」の割合が減っており、改善の兆しが見えてきている。
 ただし、アベノミクスによる景気回復については76.3%が「実感していない」「全く実感していない」と回答しており、景気回復効果が広く波及するにはまだ時間がかかりそうだ。
 1年前に比べた暮らし向きは「変わらない」が71.8%で最多だったが「良くなった」「少し良くなった」が前年と同じ計9.6%に対し、「少し悪くなった」「悪くなった」は計18.0%と前年比4.6ポイントの減少が見られた。